日本工業規格JISB2206-1995アルミニウム合金製管フランジの計算基準Basisforcalculationofaiuminiumalloypipeflanges1.適用範囲この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金製のリングガスケットを用いるボルト締め円形管フランジ(以下,フランジという。)の応力計算基準,内圧作用時にガスケット面に働く合計荷重(以下,ガスケット反力という。)の計算基準及び設計圧力における所要ガスヶツト反力の計算基準について規定する。備考1.この規格において,計算に用いる荷重は,ガスケットを締め付けるとき及び内圧力が加わったときにフランジに作用する荷重であり,次に示すような荷重は考慮に入れない。(1)フランジを据え付けるときに働く強制力。(2)使用中に接続する配管系から伝えられる外力。(3)使用中にフランジ内部に生じる熱応力。(4)使用中にフランジとボルトとの間の熱膨張差によって生じる応力。2.この規格は,ガスケット締付時及び内圧作用時のいずれの場合でも,ボルト穴中心円の外側でフランジ面が互いに接触する場合には使用できない。3.この規格の中で{}を付けて示してある単位,数値及び計算式は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。2.記号2.13.及び4.で用いる記号は,次による。A:フランジの外径(mm)。ただし,ボルト穴をフランジの外径まで切り欠いた場合は,切欠きの内接円の直径とする。Ab:24bdnπ,実際に使用するボルトの総有効断面積(mm2)Am:ボルトの所要総有効断面積(mm2)で,Am1,Am2のうちの大きい方の値Am1:使用状態でのボルトの所要総有効断面積(mm2)Am2:ガスケット締付時のボルトの所要総有効断面積(mm2)B:フランジの内径(mm)。ただし,ハブの軸方向応力σH計算式において,Bが20g1より小さいときは,Bの代わりにB1を用いることができる。B1:B+g0(mm)(f≧1のときの一体形フランジの場合)B1:B+g1(mm)(ルーズ形フランジ又はf<1のときの一体形フランジの場合。ただし,fの最小値は1である。)2B2206-1995b:ガスケット座の有効幅(mm)で,次による。b0≦6.35mmのときb=b0b0>6.35mmのとき052.2bb=b0:ガスケット座の基本幅(mm)で,付表2による。C:ボルト穴の中心円の直径(mm)c:最小溶接寸法のための基本寸法(mm)で,tn又はt1のうちのいずれか小さい方の値Dg:ガスケットの外径(mm)d:係数で,一体形フランジ及び一体形フランジとして計算される任意形フランジの場合は200g...